2022年5月20日現在、OpenSea週間取引ランキング第1位である「PXN : Ghost Division(PXN:ゴーストディビジョン)」。
リリース前から大変注目されていたこのプロジェクトは、リリースからたったの2週間で、すでにTwitterのフォロワー数が41万人以上もいる大人気のプロジェクトです。
この記事では、話題のNFT「PXN : Ghost Division」のプロジェクトの中身や特徴、ミント価格等について解説していきます。
ひと目でわかる!PXN: Ghost Division(PXN:ゴーストディビジョン)
次の表は2022年5月23日時点の情報をまとめたものです。
プロジェクト名 | PXN : Ghost Division(PXN:ゴーストディビジョン) |
ブロックチェーン | イーサリアム |
コレクション | 10,000個のゴースト |
Twitterフォロワー数 | 41万2,127フォロワー |
取引最高額 | 37.69ETH |
ミント価格 | 2ETH(オークション開始価格) |
フロア価格 | 1.235ETH |
総取引額 | 4万3,161ETH |
購入方法 | ・OpenSea 購入方法の詳細はこちら ・LooksRare |
それぞれの詳細について解説していきます!
PXN: Ghost Divisionとは
PXN: Ghost Divisionは、制作チームが手掛けるWeb3プラットフォーム「PXN(ファントムネットワーク)」のログイントークンであり、10,000のゴーストで構成されるNFTコレクションです。
リーダーのRei率いる4人の運営チームはPXN: Ghost Divisionを一言だけで次のように表しています。
「Web3の裏側。曖昧で無形、しかし永遠に存在する影。」
NFTの題材がゴースト(幽霊)であることもあり、プロジェクト全体が謎に包まれた様子で展開されているようです。
ここからは具体的な中身について解説していきます!
PXN(ファントムネットワーク)とは
「PXN」はこのプロジェクトのメインである「Phantom Network(ファントムネットワーク)」というWeb3プラットフォームを指します。
これまでとは全く異なるレンズを通して世界を見ることができる、とされているファントムネットワークは、すでに確立されたものではなく、これからユーザーがみんなで創り上げていくものです。
まだ全貌が明らかになっていないファントムネットワークですが、公式サイトではこのように語られています。
「あなたがトレーダーや起業家、クリエイターなど、どんなものを目指していたとしても、ファントムネットワークの中で価値あるものを見つけることができ、現実世界よりも10倍活躍することができる。」
プロジェクトは、すべてのユーザーが活躍できる実用的なネットワークの構築を目指しています。
実は、PXN: Ghost Divisionのチームは、別のNFTプロジェクト「Project Nanopass(プロジェクト・ナノパス)」も手掛けています。
Project Nanopassは、独自メタバース「Nanoverse(ナノバース)」に関連するNFTコレクションであり、OpenSeaでの取引総額は1万6,200ETH、現在のフロア価格は2.4ETHの人気プロジェクトです。
すでにプロジェクトを成功させた経験があるチームが運営しているということも、PXN: Ghost Divisionがリリース前から注目された一つの要因であったといえますね。
そして、ファントムネットワークは、Nanoverseと世界を共有しているとのことです。
これは、両世界の境界線が曖昧で、それぞれのプロジェクトにおいて相乗効果を生み出す仕組みになっていることを意味します。
ゴーストについて
PXN: Ghost Divisionは、ファントムネットワークでユーザーに新しいWeb3を体験してもらいたいとしており、アクセスパスであるゴーストはその新しい世界でのあなたそのものであると位置づけられています。
ゴーストは100人組の連隊となっており、100連隊(合計10,000ゴースト)存在します。
それぞれの連隊はファントムと呼ばれるリーダー(交代制)が率いています。
ゴーストの各連隊は、それぞれ異なるスキル、強み、興味をもち、連隊への貢献度などが評価されてファントムから報酬として独自トークン($PXN)を受け取ることができます。
PXNトークン($PXN)について
PXNトークン($PXN)はファントムネットワークを支える独自トークンです。
ここでは、現在運営が明らかにしているプラットフォーム経済圏における$PXNの使用方法について解説します。
$PXNトークンの供給量と使い道
$PXNの供給量は1年間に4億枚と定められており、次のように分配されることになっています。
- 【25%】コミュニティー報酬
コミュニティーミッションへの参加や投票など、積極的にコミュニティーに関わり、価値を与えた人には報酬としてトークンが付与されます。 - 【25%】開発ファンド
- 【25%】ランク報酬
- 【12.5%】インキュベータープログラム(プロジェクトの維持費)
- 【9.125%】NFTホルダーへの付与
特定のゴーストは、ユーザーのランクに応じて毎日トークンを生み出します。 - 【3.375%】連隊維持費
100のゴースト連隊に均等配分され、各連隊のリーダーであるファントムが分配します。
トークンでできること
NFT のカスタマイズ
一部のNFTコレクションは、コスチュームや武器などをカスタマイズすることができます。
そのためのアイテムや機能を$PXNで購入できます。
PXNツールへのサブスクリプション料金
サブスクリプション料金を支払うことで、ファントムネットワークの基本ツールおよび機能に制限なしにアクセスできます。
サブスクリプション料金は、お手頃価格を維持するために、$PXNの価値の上昇に伴って引き下げられたり変更されたりすることがあります。
今後のなんらかのNFTミントに利用できる
現在は詳細が明かされていませんが、プロジェクトが新たなNFTコレクションをリリースすることは、あらゆる場面で示唆されています。
グレイマーケット出品手数料
ファントムネットワークにおいて、ユーザーはグレイマーケット(プラットフォーム内にある市場)でNFTアイテムを出品することができます。
初回30日間は10PXNで出品することができるようです。
PXNの取引手数料
$PXNの取引にはわずかな手数料が発生し、この手数料として$PXNが必要です。
PXN: Ghost Divisionのミント価格・フロア価格
PXN: Ghost Divisionは2022年5月5日に4,000のゴーストがダッチオークション(24時間)で一般販売されました。
開始価格は2ETH。
0.1ETHになるまで15分ごとに0.05ETHずつ下がっていく形式でした。
・定額販売・・・出品者が販売価格を決めて出品する
・イングリッシュオークション・・・ヤフオク!のような、入札ごとに価格が上がっていくオークション
・ダッチオークション・・・買い手が付くまで価格が下がっていくオークション
PXN: Ghost Divisionのロードマップ
画像は公式サイトから引用しています
PXN: Ghost Divisionのロードマップは次のとおりです。
現在、ところどころの内容が「Reducted(編集された)」として伏せられており、明確なロードマップがわからなくなっています。
これも、プロジェクトの「曖昧で形がない」というコンセプトの表現のひとつなのでしょうか・・・?
フェーズ1(現在)
- 10,000体のゴーストを展開する
- ???
- $PXNトークンの発行
- $PXNのホワイトボックス
┗各ゴーストはホワイトボックスと呼ばれる箱を生み出す。これは、別のNFTのホワイトリスト権を手に入れるチャンスになる。 - ???
- ???
フェーズ2
???
フェーズ3
???
日本のアニメキャラクターにそっくりなゴースト!?
実は、PXN: Ghost Divisionのリリース直後、いくつかのゴーストについて、日本のアニメキャラクターそっくり!ということが話題になりました。
すでに運営チームはこれに対処しており、現在は問題のゴーストのビジュアルは書き換えられています。
NFTデザインそもものの著作権問題は現在のNFTマーケットの大きな問題の1つと言えますね・・・。
PXN: Ghost Divisionの購入方法
PXN: Ghost Divisionは次のマーケットプレイスにて購入可能です。
・OpenSea(https://opensea.io/collection/pxnghostdivision)
OpenSeaでの購入方法について詳しくはこちら
・LooksRare(https://looksrare.org/collections/0x160c404b2b49cbc3240055ceaee026df1e8497a0)
PXN: Ghost Divisionの公式情報
Webサイト:https://www.phantom.sh/
Twitter:https://twitter.com/projectPXN
Discord:https://discord.gg/projectpxn