超人気アプリ『ブレイブフロンティア』にPlay to Earn要素を組み込んで、遊んで稼げるブロックチェーンゲームとして開発された『ブレイブ フロンティア ヒーローズ(ブレヒロ / BRAVE FRONTIER HEROES)』。
2022年11月には大型アップデートにより、『ブレイブ フロンティア ヒーローズ2.0(ブレヒロ2.0)』に進化します。
『ブレフロ』経験者だが本作を未プレイの人、休眠中のユーザーはもちろん、これからGameFiを遊んでみたい人は、パワーアップする『ブレヒロ2.0』に備えて今から参入しておこう!
なお本記事では、
- ブレヒロの概要
- ブレヒロ2.0で変化すること
を中心にまとめています。
ブレヒロとは
『ブレイブ フロンティア ヒーローズ(ブレヒロ)』は、double jump. tokyoとエイリムが協業で開発し、2020年3月に配信開始したブロックチェーンゲームです。
もともとエイリムが運営していたスマホアプリ『ブレイブフロンティア(ブレフロ)』は、全世界3,800万ダウンロードを記録した超人気作。『ブレフロ』ファンには馴染みのあるユニットやアイテムが登場します。
▲『ブレヒロ』のバトル画面。このバトルシステムは、有名なコンシューマRPG『ヴァルキリープロファイル』からインスパイアを受けたもので、戦略性に富んだコマンドバトルを楽しめる
一方、double jump. tokyoは人気ブロックチェーンゲーム『My Crypto Heroes(マイクリ)』を運営してきました。そのノウハウを人気IPに融合して『ブレヒロ』を作り上げることで話題を呼びました。
▲人気IPにブロックチェーン技術を導入。配信直後からブロックチェーンならではのキャンペーン実施などで、新たなゲーム体験を提供することに成功した
ブレヒロ2.0が配信スタート
本作では2022年11月に大型アップデートを実施し、『ブレイブ フロンティア ヒーローズ2.0(ブレヒロ2.0)』として生まれ変わることが発表されました。
アップデートの目玉となる要素は、大きく分けて下記の4つあります。
- ブレフロシリーズ『レゾナ』のユニット追加
- 仮想通貨「ELS」「BPC」を導入
- 「ミント」「ランクマッチ」などの新コンテンツ追加
- ブロックチェーン「Oasys」に対応
『ブレフロ』シリーズ『レゾナ』の新ユニットを追加
『ブレフロ』シリーズの『ブレイブ フロンティア レゾナ』のユニットが新たに『ブレヒロ』へ登場します。
登場が予定されているのは、「レゾナンス」と呼ばれるユニットたち。
▲ユニット名は、左上から右上にフォルテ・アルヴェン・シドニア。左下から右下にだいきち・ヘルガ・レオノーラ
新たに仮想通貨「ELS」「BPC」を導入
『ブレヒロ』には、これまでゲーム内通貨「ゼル」が用意されていました。しかし「ゼル」は、上場していないため直接的に日本円へ換金できません。
そのため、これまではゲーム内で仮想通貨を稼ぐことはできませんでした。稼ぐためには、「ゼル」でユニットNFT(アセット)を育成して売却する必要がありました。
▲ゲーム内で獲得する通貨「ゼル」は、あくまでゲーム内でのみ消費される通貨。仮想通貨として売買はできない
そこで今回のアップデートで、新たに仮想通貨「ELS(エルドシャード)」と同「BPC(ブレイブパワークリスタル)」が実装されることになりました。
「ELS」「BPC」の導入に合わせて、従来のゲーム内通貨「ゼル」は廃止になります。期間限定で「ゼル交換所」が設けられるようですので、余った「ゼル」は忘れずに消化しておきましょう。
また、これまでの「ゼル」の役割は、「ELS」「BPC」が担うようになるとのこと。
仮想通貨 | 利用用途・特徴 |
---|---|
ELS (エルドシャード) |
【役 割】トークン 【発行数】無限発行 【使い道】ユニットパーツ/システム通貨 |
BPC (ブレイブパワークリスタル) |
【役 割】ガバナンストークン 【発行数】有限発行 【使い道】マーケット通貨/ユニット召喚 |
「ミント」「ランクマッチ」などの新コンテンツを追加
『ブレヒロ2.0』にアップデートするにあたり、下記の新コンテンツが追加されるとのことです。
- ユニットミント
- ランクマッチ
- 限界突破
▲東京ゲームショウ2022にて、新コンテンツなどの存在が明らかに
ユニットミント
新たな仮想通貨「ELS」「BPC」が導入されて、「ゼル」が廃止されるにともない、ユニットの販売方式が変更される予定とのことです。
これまでは、「ゼル」を使ってゲーム内マーケットにてユニットを購入できました。
しかし公式mediumによると、『ブレヒロ2.0』実装に合わせて下記の仕様を予定しているようです。
- 仮想通貨で自分好みのユニットNFTを作れる
- ミントによる、新たなユニットNFT入手体験を提供する
限界突破
ユニット限界突破の機能を実装して、育成要素を強化するとのことです。
ユニットを合成することで、ベースとなるユニットの強化限界値が上昇するようです。
新しい育成要素が加わることで、これまで以上にバトルが白熱しそう。
ランクマッチ
PVPで遊べるアリーナがありますが、これにランクマッチが追加されます。
毎日遊べるコンテンツとして、気軽に遊べるようにバランス調整するとのこと。
なお、プレイ報酬やランキング報酬として「ELS」「BPC」を配布するようです。
ブロックチェーン「Oasys」に対応
『ブレヒロ2.0』では、新たにブロックチェーン「Oasys」に対応することが発表されています。
「Oasys(オアシス)」は2022年に開始された日本発のブロックチェーンのプロジェクトで、ゲームに特化して開発されました。「Oasys」では、主に次のような特徴があります。
- ガス代無料で利用できる
- 高速なトランザクション
これまで『ブレヒロ』はチェーン「Ethereum(イーサリアム)」や「Polygon(ポリゴン)」上で展開してきました。しかし従来のブロックチェーンは、NFT取引時などの時間が長い、ガス代が高いなどの課題を抱えていました。
そこで「ガス代無料」「高速トランザクション」といった特徴を持つ「Oasys」を導入することで、より遊びやすいゲーム体験が可能となるようです。
▲そうそうたるゲームメーカーや有名企業が「Oasys」のプロジェクトに関わっている
ブレヒロ2.0の始め方
『ブレヒロ』には、スマホアプリに仮想通貨用のウォレットが内蔵されています。また初期キャラとしてユニットNFTが配布されるため、無課金でプレイ可能です。
そのためアプリをダウンロードするだけ、またはログインするだけですぐに遊べます。
まずはアプリを触ってゲームシステムを把握して、『ブレヒロ2.0』へのアップデートに備えましょう!
スマホ、PCでプレイ可
『ブレヒロ』では、iOS、Android OS向けのアプリのほか、ブラウザ版アプリも用意されています。
スマホとPC、いずれの端末でもプレイ可能です。PCでプレイする場合は、ブラウザを立ち上げてゲームページへアクセスしましょう。
ブレヒロにアクセスする | |
---|---|
iOS | Android |
ブラウザ |
ただし、PCでプレイする場合はメタマスクをインストールする必要があるので注意。
>>メタマスク(Metamask)のアカウント作成方法(PC版、スマホ版)
ブレヒロ2.0の遊び方
そもそも『ブレヒロ』は、ユニットを育てて、PVP(対人戦)やPVE(CPU戦)を楽しむロールプレイングゲームです。
『ブレヒロ2.0』にリニューアルすると新たなコンテンツやシステムが導入されますが、大枠のゲームプレイ方法に変化はありません。『ブレヒロ』のゲームサイクルは下記の通りです。
- パーティを編成する
- クエスト(PVE)を進める
- アリーナ(PVP)でバトルする
▲2022年10月現在では、初心者向けにミッションが用意されている。まずはミッションクリアを目指してパーティ強化することをおすすめしたい
パーティを編成する
それぞれバトルに挑む前に、パーティ編成します。
マーケットでNFTを購入した場合は、所持ユニットやスフィア(装備品)を見直して、クエストやアリーナの攻略に備えましょう。
▲1パーティにつき、最大で5ユニットまで編成可能
クエスト(PVE)を進める
クエストでは、モンスターとバトルしてステージを攻略することで、スフィアや経験値を獲得できます。
クエスト周回でユニットレベルを上げつつ、アイテムドロップを狙っていくことになります。
▲まずは、ビギナー向けのクエスト「冒険者の草原」に挑戦しよう
アリーナ(PVP)でバトルする
アリーナでは、いわゆるPVPと呼ばれる対人バトルを楽しめます。
クエストなどの報酬を使ってパーティを強化して、力試ししてみよう。
▲『ブレヒロ2.0』からは、PVPバトルにランクマッチが追加される予定
ブレヒロ2.0のNFT
ゲームプレイなどで入手するNFTには、さまざまな種類があります。そのNFTは、NFTマーケットを通じて売買することが可能です。
NFTの種類
『ブレヒロ』では、さまざまな種類のNFTが存在します。プレイスタイルに合わせて、下記のNFT取得を目指しましょう。
- ユニット
- スフィア
- 領地証(ランド)
ユニット
ユニットは、バトル時に活躍するキャラクターNFT。本作においてはメインとなるNFTです。
ユニットをクエスト周回で強化する、または相性のよいパーティ編成することで有利にバトルできるようになります。ユニットには、主に下記が設定されています。
- レアリティ
- 発行数上限
- レベルとステータス
- 属性
- BB(必殺技スキル)
- アートスキル(アクションスキル)
▲登場するユニットはドット絵で表現されている。『ブレフロ』をプレイしていたユーザーならば、懐かしく感じるのでは?
スフィア
スフィアは、ユニットに装備させる武具防具のNFT。
ユニットと同様にスフィアにもレベルがあり、強化することで効果がアップします。スフィアには、主に下記が設定されています。
- レアリティ
- 発行数上限
- レベルとステータス
- スキル
▲武器防具アイテムには、スフィアのほかにレプリカ品が存在する。レプリカ品は、レベル上げできない
領地証(ランド)
領地証は、ランドコンテンツの機能を解放させるアイテムNFT。
領地証を所持することで、ユニットやスフィアのレベルアップ効率が上がるなどのメリットがあります。領地証には、主に下記が設定されています。
- レアリティ
- 発行数上限
- 領地の大きさ
- エリア
- レベル
▲ランドは全部で6エリア。領地証には、それぞれいずれかのエリア属性が付いている
ゲーム内マーケットとOpenSea(オープンシー)
『ブレヒロ』のNFT売買時に利用するのがマーケット。マーケットは、大きく2種にわかれます。
- ゲーム内マーケット
- 外部マーケット
ゲーム内マーケット
ゲーム内マーケットとは、ゲームアプリ内から入場できるマーケットのこと。
ゲーム内通貨「ゼル」(※2022年11月に廃止予定)を消費することで、NFTの購入やオークションへの参加が可能です。
ただし、『ブレヒロ2.0』からは仮想通貨を消費することになる予定となっています。
▲『ブレヒロ』のゲーム内マーケットでは、売買方式が複数用意されている
OpenSea(オープンシー)
外部マーケットは、ゲーム外部のNFTマーケットプレイス(NFTの取引所)を指します。
2022年10月現在では、『ブレヒロ』のNFTは世界最大級のNFTマーケットプレイス「OpenSea(オープンシー)」で取引が可能です。
「OpenSea」を利用することで、NFTを売却して仮想通貨「ETH」を稼げます。
>>OpenSea(オープンシー)について解説
▲OpenSeaでは、ユニットNFT、スフィアNFT、領地証NFTのすべてのNFTを扱っている
ブレヒロ2.0の稼ぎ方
これまでの『ブレヒロ』では、ゲーム内で獲得、または強化したNFTを「OpenSea」にて売却することで「ETH」や「Matic」を稼ぐことができました。
しかし『ブレヒロ2.0』にアップデートするにあたり、仮想通貨「ELS(エルドシャード)」「BPC(ブレイブパワークリスタル)」が実装され、「ゼル」が廃止されます。
『ブレヒロ2.0』では、これまで通りNFTを売却することに加えて、新たにゲーム内で仮想通貨「ELS」「BPC」を獲得して、日本円に換金することで稼げるようになると予測されます。
ブレヒロ2.0のロードマップ
2022年11月には、『ブレヒロ2.0』にアップデートされます。
それにともない、上述の通り次のような新要素が実装されます。
- 仮想通貨を導入し、ゼルを廃止
- 新コンテンツの追加
- ユニット販売方法の変更
- ユニット限界突破機能の追加
このほか2022年内では、ランド機能のテコ入れ、ランドの3次販売などが予定されます。
2023年のロードマップ
2023年以降には、さらなるコンテンツ強化や改修、他プロジェクト間とのコラボイベントなどを計画しているようです。
スケジュール | 内容 |
---|---|
2023年Q1 | ・コラボ実施 ・LLユニット販売 |
2023年Q2 | ・コンテンツ改修(ストーリー関連) |
2023年Q3 | ・アップデート「ブレヒロ2.1」 ・ユニットのアップグレード ・PVEコンテンツの実装(新規or改修) |
2023年Q4 | ・コラボ実施 ・ユニットNFTの価値向上施策 ・LLユニット販売 |
2024年以降のロードマップ
『ブレヒロ2.0』のストーリーを終えたら、次は『ブレヒロ3.0』にアップデートする構想があるようです。
2024年以降の大まかなロードマップは下記の通りです。
スケジュール | 内容 |
---|---|
2024年 | ・ガバナンスに応じてストーリーを進める ※ガバナンス=トークン所持するユーザーの声 |
2025年 | ・ガバナンスに応じてストーリーを進める ※ガバナンス=トークン所持するユーザーの声 |
2026年 | ・ストーリー最終章に突入 |
未定 | ・アップデート「ブレヒロ3.0」 |