2021年、仮想通貨の値上がりランキングTop10入りを果たしたMANAコインをご存じでしょうか?
一時はその価値が42倍にまで膨れ上がり、大きな注目を集めました。
MANAは「Decentraland」というメタバース空間における経済活動の中心となる独自トークンです。
Decentraland上では、LANDやアイテムを売買することなどが可能であり仮想空間に一つの経済圏が出来上がっています。
ここでは、そのDecentralandについて詳しく解説していきます。
Decentralandとは?
Decentralandは、もっとも歴史が長いとされるメタバース構想のブロックチェーンプロジェクトでイーサリアムチェーンをメインとして開発されています。
開発を行っているのはカリフォルニアを拠点とする非営利団体「Decentraland Foundation」。2017年のICOでは、開始から数十秒で約26億円を調達したことで大きな話題となりました。
そして2020年に一般向けにリリースされ、世界最大規模の経済圏を持つプロジェクトの一つとなったのです。
ユーザーはDecentraland内の施設などを利用者として楽しむことができ、仮想空間内で展開されるゲームなどをプレイすることができます。
さらにDecentraland上の土地であるLANDを購入し、そのLAND上に自分のコンテンツを作り上げカスタマイズできるのです。
パーセル(土地の区画)をカスタマイズ
パーセル(区画)とは16m×16mで規定されるDecentraland内の土地のことを指します。
自分が所有するパーセルを動画や画像、音声、3Dモデルなどを使って、自身でカスタマイズすることもできるのです。
そしてカスタマイズしたパーセルはDecentralandのマーケットプレイス上で他のユーザーに売ることもできます。
メタバース空間にある土地というと無限に土地が広がっているイメージもあるかもしれませんが、パーセルの数はMANAの発行上限数と同量に固定されており、それがパーセルの価値に繋がっているのです。
Decentraland内でアイテム生成
Decentraland内ではアイテムを作成することも可能です。
そして作成したアイテムは他の提携先であるNFTゲーム(AxieInfinity、Etheremonなど)上で利用が可能です。
NFTもこれから需要が伸びていく市場と言われています。
そしてNFTが発展するのに伴いDecentralandの価値もより高まっていく可能性がありますね。
Decentraland運営「DAO(分散型自立組織)」
Decentralandが一般的なオンラインゲームと違う部分の一つが「DAO」によるユーザー主導の運営体制です。DAOとは自律分散型組織であり、スマートコントラクトを通じてユーザーが直接的に組織の運営をコントロールする仕組みになっています。
ガバナンスへの参加条件の一つは、独自トークン「wMANA」を保有している事。
wMANAをDAOにロックすることで、1wMANAごとに1票分の議決権が与えられます。
また、LANDの所有者は1LANDごとに2,000票分の議決権をもっており、メタバースの方針について大きな影響を与えているのです。
Decentraland(MANAコイン)の将来性は?
Decentralandには多くの企業が参入しています。
きゃりーぱみゅぱみゅが所属しているアソビシステム株式会社は、Decentraland上に「ローバル文化都市トーキョー」を創り出すとして、「メタトーキョー」プロジェクトの始動を発表しました。
また、ロンドン創業の大手美術品オークション会社サザビーズは、Decentraland内にバーチャルギャラリーをオープンしたことを発表。
バーチャルギャラリー内では、NFTアートが展示されており、オークションでアート作品を購入することも可能です。
今後も有名企業がさらにDecentralandに参入することで、Decentralandのユーザー数が増加し仮想通貨MANAの価値も上昇する期待が高まるでしょう。
Decentraland公式サイト:
参考サイト:
・https://zuu.co.jp/media/cryptocurrency/prospect-of-decentraland