2021年にNFTブームが日本にも到来し、少しずつ社会に浸透しつつあるNFTアート。
日本経済が好調ではない今、NFTは日本の文化であるアニメや漫画と相性が良いと言われており、日本経済の起爆剤として期待されています。
だからこそ、日本国内のNFTクリエイターの存在が大事になってくるのです。
しかしCryptoNinja(クリプトニンジャ)やMetaSamurai(メタサムライ)、XANAgenesis(ザナジェネシス)などの日本発NFTが少しずつ人気を得てきてはいるものの、
OpenSeaのランキング上位にあるNFTの多くはまだまだ海外発のNFTが多いのが現状です。
そういった状況下で誕生したのが、「日本NFT美術館」。土地を証明する巻物のWL(ホワイトリスト)がこのところ話題になっています。
日本NFT美術館は日本国内のNFTクリエイターを応援するプロジェクトで、
NFTイベントやコンテストを通じて国内のNFTクリエイターが活躍する場を提供することを目的としています。
2022年8月12日時点で、すでに2回メタバース内で日本NFT美術館が開催され、盛り上がりを見せました。
2回目の開催には、なんとあの有名タレントが実際に作品を展示して来場!?
今回の記事では日本NFT美術館がどういったプロジェクトなのか、
公式NFTを持つことで得られる様々なメリットなど徹底的に紹介していきます!
日本NFT美術館とは
日本NFT美術館は、様々なコンテストやイベントの開催を通じて国内のクリエイターが活躍するための場を提供している日本発の美術館DAOです。
世界最大級のメタバース美術館をオープンし、国内のNFTが大集結しました。
DAOについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご参照ください。
2022年8月までに2度の日本NFT美術館がメタバース内で開催されており、詳しくは下記で言及しますが、とても盛り上がりを見せました。
国内のクリエイターに活躍の場を提供し、日本のNFTを世界でもっと注目させるために今後もあらゆるイベントやプロジェクトが計画されています。
日本NFT美術館の設立者であるゆーだ氏は設立の目的を以下のツイートで語っています。
1つの作品を出して全世界に届けるのは難しい
じゃあどうやったら日本のNFTが海外に届くのか?そうだ!!
日本のNFTだけを集めた世界最大の美術館を作ろう!
日本のNFTが集結した世界最大の美術館なら
全世界が注目するはず準備は整った。
あとはみんなに呼びかけるだけだ— ゆーだ 🇯🇵 日本NFT美術館 (@yudainagata) June 9, 2022
NFTを通じて日本のクリエイターを世界に進出させ、世界に愛されるようにする。
少しでも日本のクリエイターに貢献しようというゆーだ氏の強い想いで誕生したプロジェクトが「日本NFT美術館」なのです。
日本NFT美術館の開催
第一回・日本NFT美術館
画像は日本NFT美術館の公式サイトから引用
記念すべき第一回・日本NFT美術館の開催は2022年4月29日にメタバース空間「Decentraland」で行われました。
Twitterで作品の応募を受け付け、インプレッション数(ツイートが表示された回数)は140万を超えるなど注目が集まりました。
いいね数上位70作品が展示され、NEO TOKYO PUNKSなどの作品が展示されました。
第二回・日本NFT美術館【NFT COLLECTION in OSAKA】
画像は日本NFT美術館の公式サイトから引用
2回目の日本NFT美術館は2022年7月9日と10日にメタバース空間「Spatial」とリアルで大阪の心斎橋で同時に開催されました。
NFT COLLECTION in OSAKA(Nコレ大阪)と名付けられたイベントで、NFT COLORとANAPとのコラボ開催となりました。
こちらも第一回目と同様、Twitterで作品の応募を受け付けました。
30いいね以上を集めた作品をすべてメタバース上で展示し、合計で1000作品ほどが展示されました。
スペシャルゲストの箕輪厚介氏や尾花龍一氏が講演し、タレントの上原亜衣氏も作品を出品して実際に心斎橋の会場に来場されるなど、非常に盛り上がりを見せました。
✨NFT COLLECTION OSAKA✨
に来ました💗私の作品ブースに参加者限定特典NFTの申込みQRコードがあります✨
ぜひお立ち寄りください☺️ pic.twitter.com/K3TrU1hajI
— 上原亜衣 (@ai_uehara_ex) July 9, 2022
日本NFT美術館の公式NFT「PREMIUM PASS」
画像は日本NFT美術館の公式サイトから引用
日本NFT美術館が発行する公式NFT「PREMIUM PASS(プレミアムパス)」を保有することで、主に以下のようなメリットがあります。
- 優先アクセス権(ホワイトリスト)
- 自分だけの美術館を作成可能
- PREMIUM PASSホルダー限定美術館
- 様々なブランドのNFTのエアドロップ
ひとつずつ詳しく紹介していきます!
優先アクセス権(ホワイトリスト)
日本NFT美術館にはすでに国内NFTクリエイターが多く参入しており、今後もイベントなどを通じてあらゆるアートが展示されていきます。
PREMIUM PASSを保有することで、そんな日本NFT美術館の公式クリエイターの各NFTブランドのホワイトリストを優先獲得することができます。
日本NFT美術館公式クリエイターのホワイトリストだけでなく、日本NFT美術館のコラボ先プロジェクトのホワイトリストを優先獲得することも可能となっています。
実際に2022年8月18日には土地巻物のNFT(土地証明書)のホワイトリストが付与される予定となっています。
プレミアムパスのスナップショット日時が決定🎉
保有者全員に土地巻物のWLが付与されます🎁✨ pic.twitter.com/QkFzWJu2Ba— 日本NFT美術館 🇯🇵 JAPAN DAO (@japannftmuseum) August 10, 2022
【追記】
2022年8月26日に土地証明書である土地巻物NFT(IZANA LAND)のプレセールが行われ、9月16日にスナップショットが完了しました。
発行枚数は1000枚となっています。
このIZANA LANDは後述するNFTタウンや様々なメタバース上で使用することができます!
IZANA LANDだけでなく、他にも日本NFT美術館公式プロジェクト第一弾のジェネラティブコレクション「AMATO」のホワイトリストの付与が行われる予定となっており、
今後も様々なホワイトリストが得られそうです!
自分だけの美術館を作成可能
画像は日本NFT美術館の公式サイトから引用
PREMIUM PASSホルダーは「PREMIUM GALLARY」と呼ばれるフリーミントされた美術館NFTを利用することが可能です。
PREMIUM GALLARYはメタバース空間「Spatial」で利用することが推奨されており、そこで自分自身が保有しているNFTを展示することができます。
つまり、自分だけのNFT美術館を作成することが可能なのです!
その自分だけの美術館は自分自身の美術館イベントを開くことも可能で、自慢のNFTを見せびらかすことができます(笑)
最大50人まで同時に接続ができ、他のユーザーと共同で作品を展示することも可能なので、美術館を通じて交友関係を深めることもできそうですね。
なんと美術館内で音声会話も可能なのです・・・!
自身の持っているNFTをTwitterなどのSNSのプロフィール画像にして自分のアイデンティティを示すことは現在でも主流ですが、
自身の美術館に自慢のNFTが大量に展示されていたら格好いいですね・・・!
ちなみにPREMIUM GALLARYはNFT COLLECTION in OSAKA(Nコレ大阪)のメタバース展示でも使用されました。
PREMIUM PASSホルダー限定美術館
PREMIUM PASSホルダー限定の美術館が今後開催される予定となっています。
詳細の時期や内容は決まっていませんが、美術館を開催することでNFTクリエイターの作品販売とコレクターの2次流通を促進する目的があります。
様々なブランドのNFTのエアドロップ
PREMIUM PASSホルダーは様々なブランドのNFTをエアドロップされる権利を持ちます。
エアドロップされたNFTをOpenSeaなどで二次流通させることも可能です。
2022年9月には、灯篭がエアドロップされました。
PREMIUM PASSの購入方法
PREMIUM PASSは現在、NFTコレクションの取引サイトOpenSea JAPAN NFT MUSEUMページで購入が可能です。
2022年9月時点でのフロア価格は0.28ETH(イーサリアム)です。
【購入の仕方について、詳しくはこちら】
NFTマーケットプレイス(取引所 )とは?最初はココ!OpenSea(オープンシー)について解説
Sougenとメタバースを共同開発!
2022年10月5日に日本NFT美術館の公式Twitterにて以下のようなツイートがありました。
メタバース開発のお知らせ
独自メタバースを展開中の@sougenco とIZANA LAND保有者が自由に構築できる新しいメタバースの共同開発がスタート!
最先端テクノロジーで様々なプロジェクトのアバター導入、ワールド作成やイベントなど世界中のメタバースと連携する唯一の「マルチバース」となります! pic.twitter.com/uIfyc6BKG4
— 日本NFT美術館 🇯🇵 JAPAN DAO (@japannftmuseum) October 5, 2022
以前から日本NFT美術館独自のメタバースが開発されているのではないかという噂がありましたが、
今回の発表で、ついにメタバースを共同開発していることが分かりIZANA LANDホルダーは大盛り上がり!
世界中のメタバースと連携できる唯一の「マルチバース」になるということですが、
どのようなものになるか想像もつきませんね。
開発が待ち遠しいです!
全世界からNFTが集まるメタバース都市「NFTタウン」が開発中
日本NFT美術館公式NFT「PREMIUM PASS」のところで少しお話しましたが、土地巻物NFT(IZANA LAND)が2022年8月26日にプレセールが行われました。
そのIZANA LAND(土地証明書)も、日本NFT美術館が開発中の「NFTタウン」で使用することが可能です。
NFTタウンは全世界からNFTが集まるメタバース都市で、日本最大級のNFT都市の実現を目指します。
NFTタウンの中心には「JAPAN DAOタワー」がそびえ立ち、その周りには様々なタウンがあるようです。
推測するに、NFTのジャンルごとにタウンが分かれるのかもしれません。
ただただNFTが集まるだけでなく、NFT関連企業のオフィスなど様々なプロジェクトがこのNFTタウンに集まることが計画されています。
街ではメタバース空間ならではの特別なイベントが開催される予定です。
これらが上手くいけば、日本がNFTの中心になる未来もあり得るかもしれません。
大規模なプロジェクトであるだけに、胸が高まります!
日本NFT美術館の今後は?
画像は日本NFT美術館の公式サイトから引用
日本NFT美術館は、まだ始動したばかりのプロジェクトですので今後もさらなる発展が期待できそうです。
日本NFT美術館の設立者であるゆーだ氏がTwitterでNFTの都市開発プロジェクト(NFTタウン)を行っていることを明らかにしたり、
ロードマップではNFTクリエイターのファンドを行うことを示唆するなど、様々なプロジェクトが今後もどんどん実行されていきそうです。
筆者としても、日本NFT美術館を通じて国内のクリエイターが世界でもっと注目されてほしいですし、
国内で今以上にNFTが盛り上がるようなことがあれば良いなと思います。
2022年9月に日本NFT美術館公式Twitterで、日本NFT美術館の現在の相関図が公開され、どれだけ注目されているかが
可視化できるようになりました。
PREMIUM PASSだけでなく、フリーミントされたPREMIUM GALLERYや土地巻物NFTであるIZANA LAND、日本NFT美術館公式プロジェクト「AMATO」も
価格が何倍にも上昇しており、いかに注目されているかがこの画像を見れば一目瞭然ですね。
日本NFT美術館は、PASSホルダーのために止まることなく動き続けている印象が強くあるので、
多くのPASSホルダーから信頼を勝ち取っているようです。
2022年9月時点でOpenSeaでリストされている(売られている)PREMIUM PASSは全体のわずか3%しかありません。
つまり、ホルダーの多くが、いわゆる「ガチホ」をしているのです。