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STEPN5話

STEPNはポンジスキームだったのか?今後の展開を考察~series5~

風鈴

『暑い日が続く日はゆっくり家の中で涼んでいたい。』

そう思う人も多い中、今必死に外に出かけ歩き続ける人がいます。

それがSTEPNerとも言われる人たちで、彼ら(もとい著者も)猛暑の中でも毎日歩く事を余儀なくされています。

果たして、この強制徒歩生活はいつまで続くのか?

一体いつになったら原資回収ができるのか??

STEPNはやはりポンジスキームだったのか???

今、STEPNをまっただ中でやっている人。
これからSTEPNを始めてみたいと思っている人。

今回も、そうした方々に役立つ記事をお届けできればと思います。

シリーズの第1話はこちらからご確認下さい↓

STEPNはポンジスキームだったのか?

ポンジスキームとは簡単に言うと、出資者から募った資金を運用益とみせかけ、投資家に還元する自転車操業のことをいいます。

STEPNは暴落前から、その異常なまでの盛り上がりをみて

「ポンジスキームだ」

と言う人も多かったです。

詐欺的な運用商品を総じてポンジスキームと呼ぶこの言葉ですが、実際にどうなのか皆様の判断材料として頂ければと思います。

確かにSTEPNで大きく稼いだ人の利益は、新規参入者がいたからこそ成り立っていました。

つまり、STEPNの稼げる仕組み自体は、ポンジスキームの構造に近いものがあったんですね。

ここからは実際のポンジスキームのよくある仕組みとSTEPNの仕組みについて見ていきたいと思います。

ポンジスキームかどうかの検証

暗号通貨業界に関わって5年程になりますが、ポンジスキームの多くはアフィリエイト報酬付き(特にMLM形式のもの)が多かったです。
※MLM:連鎖販売取引(マルチレベルマーケティング)

知人を紹介して入った報酬が、さらにその紹介者に還元される…。

透明性の無い運用で出た利益を参加者に分配して、暫く続いたのちに配当が急にストップ。

そんなプロジェクトが、2018年~2021年にかけて横行された印象です。

最後に参加した人は、原資回収できずに損をして終わる人も多く、著者にもその苦い経験があります。

そして残念なことに、そうした参加者からの売上(投資)ありきのプロジェクトは、元々そうなるようにして仕組まれていたのが殆どです。

これを踏まえて、下記の点においてSTEPNがどうなっているか見てきたいと思います。

  1. アフィリエイトの仕組みがない
  2. 資金集めが目的のプロジェクトではない
  3. プロジェクトは今も進んでいる
  4. 稼いでいる人の利益は参加者から?

①~③はポンジスキームじゃないと思える見解
④はポンジスキームでしょ!という流れとなっているので、その前提でお読みください。

アフィリエイトの仕組みがない

STEPNにはアクティベーション用のコードというものがあり、これがないと新規ユーザーは参加することができません。

コードを発行する人も、招待したらと言って報酬が入る訳でもない。

ポンジスキームは投資家を募るために、よく高額なアフィリエイト報酬の仕組みを付けますが、この点に関してはSTEPNは違うようです。

更にSTEPNはサービスを使う為にはアクティベーションコードと呼ばれるものが必要になります。

STEPN運営にとっては、ユーザーが増える事は喜ばしいハズなのに、何故この様な面倒な仕組みを取るのか?

そこには投資家目線の人に出来るだけ来てほしくない・という思惑がありました。

投資家集めのプロジェクトではない

実際、その運営の姿勢が垣間見えるTwitterがこちら↓

ポイントはこの一文です↓

discourage speculators who want to join STEPN only for profit

「discourage」は”落胆”させる。
「speculators」は”投機家”を表す単語です。

投機家(投資家)を落胆させたい。
こんな強烈な発言が既に2022年3月6日ありました。

元々、参加する為のアクティベーションコードは公式のディスコードに入れば誰でも貰えるものでした。

しかし、投機的なユーザーの参加により靴の価格が高騰。

価格が高騰してサービスが盛り上がるのは良いですが、その反面、新規ユーザーの参加が難しくなりサービス存続が難しくなるデメリットがあります。

「投機目線のユーザーは必要としていない」

この姿勢が分かる内容がホワイトペーパーにもありました。

ホワイトペーパー

上記はSTEPN公式のホワイトペーパー

いわゆるSTEPNの説明書のようなものです。

重要なのはこの部分↓

With Game-Fi, STEPN aims to nudge millions toward a healthier lifestyle

要約すると
「STEPNはGame-Fiを通して、何百万人という人に健康的なライフスタイルを送って欲しい」

と、言っています。

実際に、「歩く」という日常的な行動をGame-Fiに落とし込んだのは画期的で、著者も習慣になっています。

一般ユーザーに向けて「資金を集めるプロジェクトだ」という記載はどこにも見当たりませんでした。

プロジェクトは今も進んでいる

仮にSTEPNがユーザーからの資金を集めるだけ集めてトンズラする…なら、もうアプリ自体閉鎖してもいいはずです。

AMA(Ask Me Anything)による質問会を定期的に行ったり、ディスコードで情報発信している所からも運営の真摯な対応は見えて、実際にユーザー評価も高いです。

ポジティブな評価

上記は「STEPN」というワードで投稿しているユーザーの空気感を数値化したデータ(参考:Talkwalker

暴落している状況に関わらず、ポジティブな発言が多いのが数値からも見て取れます。

つまり、根強いファンが多いという事です。

今後のプロジェクト展開

現在も、STEPNを盛り上げるための施策が進んでいます。

実際にMediumでも、よりSTEPNを活気づける為の新規ルールの提案がされたり、
外部から流動性を確保しSTEPNコミュニティを活性化させるための取り組み(DEX)が始まっています。

https://twitter.com/shitirastogi/status/1535251991693340672?s=21&t=hHFbRbAay4p6P9Q0dk1KeQ

難解に感じる方もいらっしゃるかもしれませんので、このあたりの詳しい内容は別の記事で解説させて頂ければと思います。

稼いでいる人の利益は参加者から?

ここまではSTEPNがポンジスキームでは無さそう…と、思える様な記述をしましたが、ポンジスキームと呼ばれる最も重要な部分が資金の流れです。

参加者がSTEPNで稼ぐには

  • 歩いて稼ぐ
  • MINTして稼ぐ

のどちらかの方法で、STEPN独自の「GST」(もしくは「BNB」「SOL」)を獲得していく必要があります。

ポンジスキームの殆どは、運営が抱える負債が大きくなり配当金も無くなる、いわゆる「負債>資金」の状態。

配当が新規ユーザーの参加(投資)によって成り立つものであれば、ポンジスキームなり得ると考えられます。

歩いて稼ぐ観点から見た場合(GST)

歩くことで稼げるGSTは

STEPNユーザーによるGSTの市場購入
トレーダーによるGSTの取引

によって価値付けられます。

GSTを市場で購入する人の心理は、
GSTを購入して靴のレベルを早く上げて
(そこから更に)GSTを効率よく稼ぎたい

という心理が働きます。

GSTに興味を持つ人は①のSTEPNユーザーが殆どだと考えられるため、GSTの売却益は新規参加者のGST購入によって成り立つ(つまりポンジスキーム)と言えるかもしれません。

しかし勿論、STEPNユーザーでないトレーダも参加してる(②)ので、STEPN新規参加者からの流入資金のみで成り立っているか?と、言われたらそうでもないという意見もあります。

このあたりがポンジスキームだと断定するか難しいところになります。

MINTして稼ぐ(BNB/SOL)

靴をMINTして新しい靴を獲得し売却することで「BNB」もしくは「SOL」を獲得できます。

靴を売却するので、勿論その靴を購入する人がいる訳ですが、この靴を購入するのは新規参入者に限定されます。

つまり、靴の価値は新規参入者がい無くなれば売れなくなるので、無価値同然となります。

MINTして稼ぐ点においては、新規参入者の参加資金によって成り立っているので、この点だけ切り取るとポンジスキームと言われるかもしれません。

まとめ

ポンジスキームの定義をどこに置くかによって意見が異なるこの議題。

実は著者も「瑛人くん、これは違うよ…」と関係者からのアドバイスもあり、一度出来上がった記事を修正して書き下ろしています(しかも2回目笑)

STEPNで稼いだ人は、新規参入者からの資金が殆どであったことは間違いないかと思われます。

今後はどの様にして参加者に資金を還元していくかが焦点になるところ。

  • 噂されている「NIKE」とのコラボによる事業展開
  • DEXによるマーケット拡大

STEPNのコミュニティー以外の参加者が増えれば「ポンジスキームでは無かった」ということも言えるかもしれません。

因みにSTEPNはポンジスキームかポンジスキームでないか?で簡単なアンケートを取った結果はコチラ↓

ポンジスキームだと思う人が全体の3分の2となりました。

STEPNは投資として捉える人もいれば純粋に健康アプリとして捉える人も入る様で、それぞれ見解が異なっていく様にも思えます。

著者は、参加してみる身という事もあって(ポンジスキームであってほしくない…という願望も込めて)「32%」に投票しています(笑)

暗号通貨の地合いがまだまだ悪い中ですが、これからのSTEPNの動向にも目を向けていきましょう。

~STEPNシリーズ記事一覧~
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●第三話

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STEPN5話
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