NFTのGhxsts（ゴースト）とは？｜日本在住アーティストのファインアートNFT

「Ghxsts（ゴースト）」は、日本在住のアメリカ人アーティストGxngYxngのNFTアートコレクションです。

2022年7月時点で、OpenSeaでの取引総額は6,779ETH（約11億2,000万円）を誇り、Cool Catsなどともコラボレーションするほどの超人気プロジェクト。

始まりは一人のアニメーターが手描きしたたった1つの幽霊（ゴースト）のアートでした。

「Ghxsts」は個人のアーティストがリリースした純粋なアート（＝ファインアート）が、コミュニティに支持されて人気になりプロジェクト化したという、珍しい成功パターンのNFTプロジェクトなのです。

この記事では、今後も目が離せない「Ghxsts」の誕生や、これまでの歩み、ロードマップ、ミント価格やフロア価格、購入方法について解説していきます。

1 ひと目でわかる！Ghxsts（ゴースト）
2 Ghxsts（ゴースト）の誕生
3 Ghxsts（ゴースト）の歩み（2021）
4 Ghxsts（ゴースト）のコレクションについて
5 Ghxsts（ゴースト）の購入方法
6 Ghxsts（ゴースト）の公式情報

ひと目でわかる！Ghxsts（ゴースト）

次の表は2022年7月13日時点の情報をまとめたものです。

プロジェクト名	Ghxsts（ゴースト）
ブロックチェーン	イーサリアム
コレクション	729体のGhxsts（ゴースト）
Twitterフォロワー数	12万2,358フォロワー
取引最高額	619.5ETH
ミント価格	0.001ETH
フロア価格	15.77ETH
総取引額	6,779.0352ETH
購入方法	・OpenSea 購入方法の詳細はこちら・LooksRare ・Coinbase NFT
関連コレクション	以下はOpenSeaのコレクションページのリンク・Zxdiacs ・PxinGxng ・Cxllabs（コラボ作品を集めたコレクション）・Ghxst Cxlture ・Originxls ・Ghxsts Comins

Ghxsts（ゴースト）の誕生

Ghxstsは、2021年5月1日にひっそりと始まりました。

「ピクサーのアニメーターになる」という夢を持っていたアメリカ人クリエイターのGxngYxng（ゴン・ヤン以下GY）が、初めてNFTアートの世界に足を踏み入れ、1体のGhxstsを販売した瞬間です。

そのGhxstsが0.001ETH（当時の約3ドル）で購入されたことに勇気づけられたGYは、勤めていたアニメ制作会社を辞め、NFTで自身の芸術を表現することを決めました。

そして、数日の間に100体のGhxstsを描き、NFTにおけるファインアートの新しい道を切り開いたのです。

Ghxstsコミュニティでは、[o]や[a]などの母音が[x]に置き換わることが多いようです。
TwitterやDiscordで情報収集する際には、[x]を母音(a,i,u,e,o,y）に置き換えて翻訳すると理解しやすいです。
例）Ghxsts→Ghosts、FXQ→FAQ、Cxllab→Collab、Alixn→Alien

Ghxsts（ゴースト）の歩み（2021）

Ghxstsはリリース後、意欲的に複数のコレクションリリースやコラボレーションを実現しています。

手描きアートとは思えないスピード感にびっくり・・・！

Ghxstsの活動をすべて挙げるとキリがありませんので、以下に主要なコレクションリリースとコラボレーション等の注目情報について、時系列にまとめています。

さらに詳しくは、公式Medium（Ghxsts 2021-2022 Timeline）にて確認できます（掲載画像は同記事より引用）。

2021年5月
最初のGhxstをミント
▼すべての始まりはこの1体のGhxst
Originxlsコレクション（OpenSeaはこちら）リリース
PxingGxngコレクション（OpenSeaはこちら）リリース
2021年6月
Zxdiacskコレクション（OpenSeaはこちら）リリース
Ghxsts Cxltureコレクション（OpenSeaはこちら）リリース
Ugly Ghxst（SUN-MIN+DAVIDとのコラボ）をミント
スペインのバルセロナにGhxstの壁画を制作
▼右側に写っているのがGY
2021年7月
Lunar Zxdiacコレクション（OpenSeaはこちら）リリース
Cool CatとコラボしたNFTチャリティーオークション
▼こちらのコラボNFTは54ETHで落札されチャリティーに！
2021年8月
Sirxn 0がオークションにて619.5ETHで落札（取引最高額！）
▼こちらが話題のSirxn 0
2021年11月
NFT.NYCに参加

2022年のプロジェクト展開についてはロードマップにて後述しています。

Ghxsts（ゴースト）のコレクションについて

ghxstsのコレクション NFT 画像は公式Mediumより引用しています

Ghxstsは、クリエイターであるGYが自身の中に感じた痛みと、彼が見た彼の周りの人の感情を表現したものです。

「100のGhxsts（ゴースト＝幽霊）がイーサリアムチェーン上に迷い込み、家を探している」という神話コンセプトの元に展開されています。

家とは、ウォレットのことを意味しており、誰かに購入されれば、Ghxstsは家を見つけたことになります。
Ghxstsの人気ぶりから、迷ってもすぐ誰かのお家に入れそうですね。

Ghxstsの正体については明らかにされていません。

わかっていることは、すべて手描き（ジェネラティブではない）ということと、それ故に不定期で1体ずつリリースされるということです（現在のアイテム数は729）。

Ghxsts神話は最初の101Ghxstsから始まり、やがて新しいキャラクターが誕生したり、独自のドロップシステム（複数のNFTで新たなNFTを生み出す独自ルール＝コンボ報酬）が確立したりしました。

つまり、ただの一つのGhxstが、瞬く間にその仲間を増やし、コミュニティの規模が大きくなっていき、ひとつのNFTプロジェクトに成長していったのです。

現在のGhxstsのタイプは次の10種類があり、タイプによってユーティリティーや、コンボ報酬で生み出せるNFTも異なります。

※（）内はNFTの数

Ghxst（101）
Mythxcal（87）
Demxn（51）
Gxd（43）
Immxrtal（43）
Alixn（26）
Astro Divine Zxdiac（12）
Sirxn（10）
Lunar Divine Zxdiac（4）
Abberxtion（2）

独自のドロップシステム（コンボ報酬）

Ghxsts　コンボ報酬詳細画像はDiscordより引用しています

Ghxstsの特徴のひとつは、独自のドロップシステムです。

例えば、下のドロップシステム一覧のとおり、ImmxtalタイプのGhxstsドロップ（ミント）のためには、Ghxsts2体が必要です。

GhxstsのNFTとしての価値は、その芸術的な評価だけではなく、こうした独自のドロップシステムによっても支えられているようです。

Immxtal：Ghxsts×2体
Divine Zxdiac：すべてのZxdiacs（全12体）
Mythxcal：Ghxst×1体＋Demxn・Alixn・Sirxnのいずれか1体
Gxd：Immxtal×1体＋Mythxcal×1体
Creatxr：Ghxst・Demxn・Zxdiac・Alixn・Sirxn・Mythxcal・Immxtal・Gxdの各1体

これらのコンボは、Discord内で請求手続き（claim）できます。

Rewards for the Ghxsts collection:

☑️ 1 Ghxst + 1 Ghxst = Immxrtal (completed)⁣ ⁣⁣

🔲 1 Ghxst + 1 Demxn OR Alixn OR Sirxn = Mythxcal ⁣ ⁣⁣

🔲 1 Immxrtal + 1 Mythxcal = Gxd⁣ ⁣ ⁣⁣https://t.co/WPDRz3HeXs pic.twitter.com/BKbPX7PVBY

— Ghxsts | NFT Collectibles (@Ghxsts) August 26, 2021