メタバースに関わる用語について解説します!
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メタバースの用語
アバター -Avatar
アバターは、メタバース(仮想空間)やゲームのなどのオンライン上のシステム内で、操作者の分身となるキャラクターの画像やアイコン、3Dモデルなどのことを意味します。
人種やジェンダーも自由に設定できるため、自身のアイデンティティを自由に表現することができます。
アバターがNFT化されることで異なる種類のメタバースやゲームの間を行き来したりすることも可能になります。
eスポーツ – esports
「eスポーツ(esports)」とは、「エレクトロニック・スポーツ」の略で、運動競技のようにゲームを用いて一定のルールの元で対戦や競争を行う競技のことです。
賞金を獲得するプロゲーマーの登場が話題になったり、メタバース内でeスポーツイベントを行うことができるようになったり、稼ぐことやプレイヤーの参加しやすさの面で今後も成長する分野と考えられます。
Web3.0
Web3.0とは、新時代のインターネットの在り方を表す言葉であり、現在のWebの問題点を解決できると期待されている。
非中央集権的なインターネットの在り方、つまり、誰もが参加できて参加者全員で管理・運営される民主的なインターネットが可能となるところが特徴といえる。
【参考記事】Web3.0とは?インターネットの民主化がもたらす未来像と課題
エコシステム
Web3.0におけるエコシステムとは「相互に作用し共存する一つの経済共同体」を意味する傾向があります。
ブロックチェーン技術を使ったメタバースをイメージするとわかりやすく、「国境」「現実と仮想」「業界」の境界線の曖昧さでもって、すべてが繋がり、すべてが互いに影響し合う一つの経済共同体となっています。
【参考記事】【図解】NFTの全体像をわかりやすく解説|Web3.0エコシステムとNFT
NFT – エヌエフティー
Non-Fungeble Token(ノン・ファンジブルトークン)の頭文字を取ったもので、直訳は「非代替性トークン」。
つまり、替えがきかない唯一無二のデジタルデータのことです。
ブロックチェーン上のデータに鑑定書や所有権の情報を紐付け、誰でもその情報を確認できるようにすることで、オリジナルのデータが本物であると証明することができます。
【参考記事】NTF(エヌエフティー)とは?
【参考記事】そもそもブロックチェーンとは?基本的な仕組みの話
NFTゲーム – エヌエフティーゲーム
NFTチェーンゲームは、名の通りNFTを用いて遊べるゲームのこと。
例えば、NFTカードをガチャで引いたり、レアなNFTアイテムをゲットするためのクエストがあったり、NFTをゲームが融合したものなどのことをいう。
NFTゲームと同じような意味合いで、「ブロックチェーンゲーム」や「GameFi」とも表現されている。
【参考記事】NTF(エヌエフティー)とは?
【参考記事】GameFi(ゲームファイ)/ブロックチェーンゲームとは?
オープンシー – OpenSea
2017年に始まったNFTマーケットプレイスの名称。
現在世界最大のマーケットプレイスになっている。
【参考】世界最大のNFTマーケットプレイスOpenSea(https://opensea.io/)
【参考】NFTマーケットプレイス(取引所 )とは?最初はココ!OpenSea(オープンシー)について解説
GameFi – ゲームファイ
GameFiは「ゲームで遊びながら仮想通貨で稼げる」というころが特徴です。
GameFi(ゲームファイ)はブロックチェーンゲームであり、Game(ゲーム)とfinance(金融)を合体させた造語です。
【参考記事】GameFi(ゲームファイ)/ブロックチェーンゲームとは?
DAO – ダオ/自律分散型組織
DAOは「Decentralized Autonomous Organization」の略称で「自立分散型組織」と訳されている。
Web3.0やNFTへの注目が高まる中、組織の在り方として注目されていのがDAOである。
前澤友作氏がDAOを作りませんか?と呼びかけたことは記憶に新しく、同氏はこのことについて ”DAOではみんなで一丸となり、みんなでアイデア出し合い、みんなで儲けて、みんなで分け合う” ことをイメージしてほしいとしている。
【参考記事】DAO(自律分散型組織)とは?特徴や具体例を初心者向けに解説【Web3.0時代の新組織】
VR(バーチャルリアリティー/仮想現実)
VRとは、人間の感覚器官に働きかけ、現実ではないが実質的に現実のように感じられる環境を人工的に作り出す技術です。
頭部に装着してすっぽりと視界を覆う「ヘッドマウントディスプレイ」や、手の動きを伝える手袋型の「データグローブ」などを装着し、リアルな仮想空間で活動することで、本当にその場にいるかのような体験ができます。
メタバース – Metaverse
メタバース(Metaverse)という言葉は、Meta(超越した)とUniverse(宇宙・万物)が組み合わさった造語です。
仮想空間であり、VRゴーグルやパソコンスマートフォンなどから入り込める3D空間です。
メタバースは、国境やジェンダー、通貨の境を物理的にも心理的にも取り払った世界となっていて、国や世界的な企業も大注目しているプラットフォームと言えます。
【参考記事】メタバース(Metaverse)とは?
5G(ファイブジー/第5世代移動通信システム)
主な特徴として、高速に大量のデータを送受信できる「高速大容量」、途切れにくく遅延が短い「高信頼低遅延」、単一の基地局が大量の端末を収容できる「多数端末接続」が挙げられます。
現在ではこの5Gの普及により、メタバースなどの3Dの世界がスマートフォンの中でもスムーズに動く時代になっています。
ブロックチェーン – Blockchain
※ ブロックチェーンの広義についてはこちら。ここではNFTにおけるプラットフォームとしてのブロックチェーンについて解説。
NFTは、ブロックチェーンごとに棲み分けをしており、そのデータ(プロジェクト)が使用するブロックチェーンの種類によりプラットフォームが異なります。
そして、異なるブロックチェーンのNFTは売買に使用されるトークン(仮想通貨)やガス代(取引手数料)にも違いがあります。
例えば、世界最大のNFTマーケットプレイスOpenSea(https://opensea.io/)においては、「イーサリアム」「ポリゴン」「クレイトン」「ソラナ」の4つのブロックチェーンをサポートしています(2022.4.30時点)。
各ブロックチェーンの特徴は以下のとおりです。
ブロックチェーン | イーサリアム | ポリゴン | クレイトン | ソラナ |
概要 | 歴史があり、最も人気でプロジェクト数も多い。高額売買が話題になるNFTはほとんどがこちら。ガス代の高騰が問題になっている。 | イーサリアムのガス代高騰問題を解決すべく開発されたイーサリアムのレイヤー2(第2の作業場)。処理速度が速く、そのためガス代も安価。 | 韓国発のブロックチェーン。メタバース系NFTに強い。OpenSeaで取引をする場合は独自ウォレットが必要。 | 2020年に開発された高速・低コストで環境に優しいブロックチェーン。現在、ソラナにおけるNFTプロジェクトが活発化している。 |
コスト(手数料) | 高い | 安い | 安い | 安い |
処理速度 | 遅い | 速い | 速い | 速い |
トークン | ETH(イーサ) | MATIC(マティック) | KLAY(クレイ) | SOL(ソル) |
【参考記事】そもそもブロックチェーンとは?基本的な仕組みの話