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シリーズ8話目

STEPNのDEX「DOOAR」について考察してみた~series8~

現在30足のSTEPN靴を運用してますが、一日の稼ぎは約1,500円。

歩いて1時間でこの収益なので、時給としてはまぁまぁと言ってもいいものの、これは稼ぎではなく原資回収の道半ば(回収率は6%)

新レルムの発表が期待されている7月が正念場かなと思いながら、変わらず徒歩活動を続けています。徒歩ホ…というやつです/_ \

DEX登場でどうなるSTEPN?

さて、STEPNのこの状況が改善されるには、外部からの新規ユーザー流入を期待するしかないと思われます。

結局は需要と供給のバランス。

サービスが盛り上がらなければSTEPNのガバナンストークン「GMT」「GST」の価格も改善されません。

※企業・プロジェクトで使われる通貨。TSUTAYAで例えるとTポイントの様なイメージ。

そういった事情もあって、前回の記事でお伝えしたBAYCユーザーの流入も期待したいところ。

かといってネガティブなニュースばかりかと言われると、そういう訳でも無く、それが今回のDEXの話題に繋がります。

DOOARとは

DOOARはSTEPNが立ち上げたDEX(分散型取引所)になります。

DEXはバイナンスの様な中央集権型の取引所(CEX)と異なり、全ての取引が透明性のあるブロックチェーンで管理されます。
(その為、規制の多いCEXよりもDEXを好むユーザーもいます。)

DEXの代表例としてはBNBチェーンで成り立つ「パンケーキスワップ」が有名。

SOLチェーンの場合は「Orca(オルカ)」が代表的なDEXです。

そんなOrcaの1日当たりのユーザー数をSTEPNのDOOARが超えたという事で、Twitter上ではユーザーの歓喜の声が上がっていました。

とはいってもDOOARはまだ開発段階で、外部ユーザーに向けてのオープンはされていないです。

DOOARはSTEPNアプリの中で稼働していて、ウォレット内で取引を行った人数をアクティブユーザー数と計上しているかと思われます。

ここ最近STEPNアプリを使ってのSOL送金がスムーズだったので、知らない内にDOOARが中に組み込まれていたかもしれません。

DOOARの今後の展開

そんなDOOARですが、気になるのはSTEPNユーザーにとってどんなメリットがあるのか?というところ。

ここからはSTEPNのホワイトペーパー(事業計画書の様なもの)を参考にDOOARの内容をみていきたいと思います。

DOOARのホワイトペーパー上記はホワイトペーパーの一部抜粋になります。

要約すると

  • ステージ1:STEPNアプリ内でスワップ(通貨の交換)のみで使用
  • ステージ2:「GST/USDC」「GMT/USDC」のペアで流動性の供給が可能
  • ステージ3:様々な通貨のペアで流動性の供給が可能

このことからも、現在はアプリの中でDOOARが動いているステージ1である事がわかります。

ここで、流動性の供給と言われてもピンとこない人の為に簡単に解説すると、流動性の供給は一昔前の物々交換をイメージしてもらえば分かりやすいです。

基本的にDEXはCEXと違って、通貨(モノ)を各個人が持ち寄らなければ成り立ちません。

例えば
●GSTを「リンゴ(1個100円)」
●USDCを「みかん(1個20円)」
と例えると、1個のリンゴ(100円分)と5個のみかん(100円分)を供給することで流動性(物流の流れ)が成り立ちます。

この流動性を供給したユーザーは、「流動性を供給してくれてありがとう」というお礼として、報酬(リワード)を貰う事ができます。

ではSTEPNの場合は、どれだけの報酬が貰えるのか…?

ということで、実際にOrcaが提供している「GST/USDC」「GMT/USDC」ペアを見てみましょう☟

プールペア

GST/USDCのペアを見ると、年利で54%貰えると書いているのが分かります。

つまり、100万円分預ければ55万円ほどの利息が付くというザックリ計算です。
(年利は常に変動します)

これを見ると、「GST/USDC」の方がいいじゃないか!…と思えるかもしれませんが、ここにはインパーマネントロスというリスクが潜んでいます。

このあたりの説明を詳しくすると大変ですが、簡単にいえばGSTが下がれば下がるほど、手持ちのGSTが増えて、逆にUSDCの枚数が目減りします。

価値の無くなっていく通貨が優先的に増えていくので、利息分をみても最終的には損してしまうというのがインパーマネントロスと呼ばれる損失です。

DOOARで発生する手数料について

DOOARで通貨の交換を行うと1%の手数料が毎回発生します。

この1%の手数料のSTEPN運営の使い道は3つです↓

  1. 流動性供給した人への報酬(0.3%)
  2. STEPN経済圏の為の資金(0.6%)
  3. 将来の為の準備資金(0.1%)

①に関しては先述の通り。

③は要は何かあった時にスグに資金を投じることが出来るように、内部留保しておく資金といったところでしょうか。

気になるのは②の経済圏の為の資金で、この資金の使い道としては下記の様に提示されています。

  • GMTとNFTスニーカーの買い戻しと焼却(Burn)
  • イベントを盛り上げるための資金
  • ギブアウェイや抽選の為の資金

②は手数料の使い道の6割を占めています。

つまり、このDOOARでの手数料収入が、STEPN経済圏を盛り上げる為の重要ポイントになってきます。

まとめ

今回はSTEPNの立ち上げたDOOARについて見てきました。

一日のアクティブユーザー数がSolanaチェーンの中でも最大になるなど、注目すべき内容もありました。

しかし、ここは少し冷静に客観的に見る事も必要で…
このアクティブユーザー数とは(おそらく)STEPNを使うユーザー数のみで、外部からの数字ではないということです。

STEPNがこの低迷している状況を抜け出すためには、いかにして外部からの資金流入を入れるかという課題は依然として残ったままになります。

DEXを扱ってきたユーザーにとってみると、不安定な「GST」「GMT」に流動性を供給するのはリスクが高いと思われます。

このことからも、DOOARのブランド・マーケティング戦略が非常に重要です。

STEPNの今後のブランド回復・戦略にも注目していきましょう。

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